9月初旬 この企画を思いつき考えを巡らせていたとき、世界中で深刻化するコロナ感染が日本国内でも拡大し緊急事態発令中でした。
コロナ感染だけでなく、自然災害も「今までに経験したことのない・・」という言葉を毎年聞くようになり、
地球温暖化問題が多く取り上げられるようになりました。
私たちの生活は物質的な豊かさを得た一方で、生存し続けるための基盤となる地球環境の限界がきていると、、
これからの未来はどうなるの?・・と、不安を抱えている方も多いと思いました。
そこで自然を愛し、楽しみ、共に生き、こういう時も自身のペースで生き生きと豊かに活動しているアーティストの作品が、
活力を与えてくれるだろうと期待しました。
Kiss the earth
地球にキスをする
荻野夕奈さんから、おやゆびひめシリーズの絵を出展していただきました。
緑あふれるこの絵はテーマにピッタリです。
西村麻美さんからは写真を出展していただきました。フランスで活躍され現在はアトリエの開業準備をしています。
いままでta GALLERYでもあらゆる場面で企画展に参加していただいてます。
題名 FANA bernard l’hermit Kuroshima
『FANA』は古代日本語では花を「ファナ」と呼んでいたというところからシリーズが発展してゆきます。 ファナには花、鼻、初があり、気の集中する先端という共通する意味があるそうです。
そして昔から花は裏の世界から表の世界へやってきたものと信じられきました。
裏の世界から表の世界に来たばかりのまだ幼い息子は道端に落ちている花を拾い集めそれを撮影してゆきました。この写真は黒島で撮影されたものです。
asatteさんは、自然の中で揺らめくモビール、オブジェなどのガラス作品
会期中はお忙しい中、出来る限りの在廊をしてくださいました。
植物や葉山での暮らし、お仕事の話など、とても楽しく勉強になりました。
そしてasatteさんを介して沢山の素敵な方々に巡り合えたこと、大変嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
この度は準備期間が短い中、快く参加してくださったアーティストの方々、ご来場いただきました皆様
遠くから見守ってくださいました方々、本当にありがとうございました!
心より感謝申し上げます。
展示を終えてからの数日、頭の中を過ぎっていることがあります。
以前ダンナがラジオで面白い話聞いたんだ!という私との会話です。
ダンナ「ホモ・サピエンスはどうして生き残ったと思う?」
私「・・・・うーーーーん ・・・ヒント」
ダンナ「暮らしていた洞窟の中」
私「あ!絵が描いてあった!」
ダンナ「そうそう!!当たり~!壁画だよ。何が描かれてたと思う?」
私「・・・生活の様子?・・答えは?」
ダンナ「祭りだよ☆ 祭りをしている様子 祭りは何のためにする??」
というやり取りです。
展示の後片づけをしているとき「お祭りみたいだったな♪」と思いました。
大いなる自然に感謝をし、地球にキスをする人たちが交わり、人と人が繋がり、非日常的なふわふわした感覚です。
「祭り」「ホモ・サピエンスはどうして生き残った?」
地球上に多くの生物が生まれ、いくつもの人類が誕生しては途絶え、その中でホモ・サピエンスはどうして生き残ったのか?
このことが頭の中に引っ掛かり、何か生きるヒントがあるように感じてます。
ネットで検索してみると、いろいろな説があるようですが、ダンナが話していた壁画・祭りの話は出てきません。
なぜか不思議な気持ちになり、更に調べていると一冊の気になる本に辿りつきました。
『人類の起源、宗教の誕生: ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき』
今朝、ポチッと購入しました。
Kiss the earth
地球にキスをする
この展示を機会に 何か一つ地球に優しいことを始められたら
このテーマは続きそうな気がしています。